ホームページのページ数はどれくらいがよい?

企業のホームページを改善したいと考えている企業様からの最初の相談で多いのが「どんなページをどれくらい用意すればよいのか」といったお悩みです。

 

■企業ホームページのページ構成例

 

ホームページに必要なページというのは、業種や取扱うサービス内容によっても変わりますが、一般的な企業のホームページ(コーポレートサイト)の基本的なページ構成としては、以下のようなページがあります。

 

1.トップページ

トップページはコーポレートサイトを訪れた人の目に最初に飛び込んで来る企業の顔となるページです。コーポレートサイトを訪問する人のほとんどが、一度は目にすることになるため、ウェブサイトの中でも最も重要なページとなります。

訪問者の心に響くキャッチフレーズや、第一印象を決定づけるブランドイメージに沿ったアイキャッチ画像を選ぶことが重要です。

 

2.企業概要

企業概要は、コーポレートサイトにおける自社の紹介を目的としたページです。

会社名や代表者名、所在地などの会社の基本情報を伝える、いわば名刺的な役割を持つページです。企業のことを知りたい訪問者は必ずといって見るページになります。企業概要ページでは、これらを訪問者にわかりやすく正確に伝えることが重要になります。

 

3.事業紹介( 商品・サービス紹介 )

企業の扱う商品やサービスを紹介するページであり、訪問者へ自社のサービスや製品の魅力を伝え、購買意欲を高める「営業担当者」の役割を持つページです。

近年ではウェブプロモーション、ウェブサイトを使った集客や販売を考える企業のホームページでは非常に重要なページです。写真や図、動画を活用し、文章だけでは伝わらないディティールや細かなニュアンスを伝えたり、コーポレートサイト上だけではなく、製品やサービスごとに特設サイトを作ったりと、各企業ともに制作に力を入れているページとなります。

 

この他には、企業の職種や状況に合わせて、ウェブサイトからの成約に直結する「お問い合わせ」や「資料請求・お申込み」、ユーザーの安心感と信頼を得るための「お客様の声」や「当社の強み」といったページが存在しています。

 

■ホームページのページ数について

 

次にホームページのページ数はどれぐらいが最適かという点ですが、結論からお話しすると、ページ数の少ないホームページよりも、ページ数の多いホームページの方がウェブプロモーションの成功に繋がります。

 

インターネットの利用が広がり、検索エンジンの利用率が年々伸びている現在、「検索して情報を探す」というのが当たり前になりました。

 

これは企業のコーポレートサイトや製品やサービスを紹介するウェブサイトへの到達経路についても同じで、Webページ数が多ければ、検索エンジンの検索対象となる機会をより多く提供でき、検索エンジンを経由して流入する訪問者の数がより多く期待できます。

 

Webを使った集客成功のためには、検索結果の上位に表示させ、検索エンジン経由のサイト訪問数を増やすことが、新たな顧客層やチャンスを得るための重要な施策となっています。

 

■訪問した人に役立つ情報を提供する

 

ただし、単にページ数が多いだけのウェブサイトを作ればいいというものでもありません。

 

近年では検索エンジンの性能が向上し、検索から流入した訪問者のウェブサイト内での行動までを解析しています。

 

ウェブサイトを訪問した人がページに滞在した時間を計測し、期待したWebページではないため、すぐにページを閉じたのか、期待した通りのWebページであったため、じっくりとそのページを読み込んだかどうかを判別できます。

 

この結果、検索エンジンによる検索結果の表示方法にも変化が起きています。

 

現在のウェブサイトの評価方法として検索結果の上位に表示するかどうかは、単に検索したキーワードに該当する言葉が含まれているWebページが多いかどうかではなく、実際にウェブサイトを訪問した人の役に立つ「品質の高い情報」が記載されたWebページかどうかが重要視されています。

役に立つ(役に立った実績が豊富な)Webページを数多く持つウェブサイトを検索結果の上位に表示するように変わってきています。

 

逆に検索したキーワードには該当するが、コンテンツ自体に何も意味がなかったり、訪問者の役に立たないページだったりする場合には、そのウェブサイトが検索結果の上位に表示されることはあまりないでしょう。

 

また、検索によってウェブサイトへたどり着いた訪問者は、問題解決や知りたいことといった何らかの目的を持つことがほとんどです。

 

これらの訪問者のニーズに答える有益なWebページと、訪問者が目的のコンテンツまで辿りつける親切な構造をもったウェブサイトでなければ、せっかく検索エンジンからの流入者数が増加しても、有益な情報を求めて他のウェブサイトへ流れてしまうため、ビジネスの機会には繋がらない場合があります。

 

■まとめ

ホームページを使った集客やプロモーションを考える場合には、ページ数は多い方がよいですが、ただページ数さえ増やせば評価が上がるわけではありません。有益なコンテンツを充実させると同時に、ページを増やしていくといったことが重要なポイントとなります。

 



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