オンライン面接とは？企業の採用で活用するポイント
新型コロナウィルスの影響により、人材採用においてオンラインでの面接を検討している企業も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、オンライン面接のメリット、デメリットを知ったうえで、オンライン面接を成功させるためのポイントを確認していきたいと思います。
オンライン面接とは
オンライン面接とは、パソコンやスマートフォンなどを利用して、インターネット上で映像や音声をやり取りしながら行う面接形態のことです。ZOOMやMicrosoft Teamsなどのウェブ会議システムを活用して行います。
それでは、オンライン面接のメリットとデメリットを順に見ていきましょう。
オンライン面接のメリット
・遠隔地の優秀な人材にアプローチできる
これまでの対面による面接方法では、地方の人材にとって移動時間や交通費、宿泊代などの面で負担となることが多く、応募するまでのハードルが高い傾向にありました。しかし、オンラインでの面接が可能になると、これらの問題はなくなります。そのため、地方にいる優秀な人材が応募してきてくれる可能性が高まります。
・採用担当者の負担が比較的少ない
オンライン面接を取り入れることで、時間や場所を問わずに面接することが可能になります。そのため、面接会場を確保しておく必要も、受付のスタッフに人手をかける必要もなくなります。
・採用のミスマッチを防げる
オンライン面接であれば、比較的容易に面接を複数回行うことができます。そのため、お互いに理解を深め合うことが可能になり、それは、採用のミスマッチを防ぐことに繋がります。
・動画を録画して共有できる
オンライン面接を行えるシステムには、録画機能が搭載していることが多いです。そのため、面接の様子を録画することが可能になります。面接が終わった後でも、面接に参加できなかった上司や採用担当者と共有したり、面接を振り返ったりすることができるようになります。また、面接官の面接スキルを教育する教材としても使用することが可能です。
オンライン面接のデメリット
・直接の面接よりコミュニケーションの情報量が不足しがち
オンライン面接では、パソコン画面を通してのやりとりとなります。そのため、相手の反応や表情がつかみにくかったり、仕草や身振りがわかりにくかったりと、直接面接を行った場合に比べて、情報が不足する場合があります。
・通信のトラブル
オンライン面接の場合、ネット環境の問題は常に考えなければいけません。実際に、ネットの接続不良が原因で、オンラインによる説明会が中止になった、という話も聞きます。音声や映像のみだれが生じる可能性がある、ということは常に頭の片隅に置いておく必要がありそうです。
オンライン面接実施する上でのポイント
・面接に適した環境を整える
周囲に人が多くいる場所や人の出入りが頻繁な場所では、面接に集中できません。会議室など、区切られた静かな空間を選んで面接を行うと良いでしょう。
・事前にテストをおこなう
オンライン面接を行なっている途中にトラブルが起きてしまった場合、相手に不信感を与えてしまう可能性があります。面接前には通信環境の確認、マイクやカメラの接続テストを行い、スムーズにオンライン面接を開始できるようにしましょう。また、トラブルが起きてしまった場合に備えて、どのように対応するかなど、準備を万全にしておくと良いでしょう。
・カメラ映像を利用する
相手の顔が見えることで、安心してオンライン面接を行うことができます。また、相手の表情もわかり、コミュニケーションも取りやすくなります。カメラ映像は面接開始の際は必ず使用するようにしましょう。もし通信環境により動作が重くなってしまう場合は、途中で音声通話のみに切り替えるとよいでしょう。
・面接開始は雑談をする
初対面であることに加え、オンライン面接にまだ慣れていない人も多いため、少し緊張している場合があります。最初にちょっとした雑談をして空気を和らげることで、その後の面接をスムーズに進めやすくなります。
・相手が理解できるように丁寧に会話する
オンライン面接では、直接の会話と比べて声が聞き取りにくかったり、抽象的な表現が伝わりにくかったりします。普段よりはっきりと話すように意識し、「あれ」「これ」などの指示代名詞やわかりづらい表現は避けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか？コロナウイルスの影響もあり、多くの仕事のやり方が見直されつつあります。これから増えていくと言われているオンライン面接。早いうちから対応しておくことで、今後の採用活動や会社説明会で活用していけるでしょう。ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
