Web会議のマイクはどれがいい?個人か複数人など状況に適した選び方
Web会議では音声のやり取りがスムーズにいくことが大切です。そのためどんなマイクを利用するかがポイントになります。今回はWeb会議の参加人数や会議場所の環境など、会議の状況に適したマイクの選び方と、おすすめマイクについて紹介します。
Web会議で音声が聞き取りづらい
Web会議をやっていて相手の音声が聞き取りづらかった経験はありませんか。相手の声がうまく拾われていなかったり、ノイズが入ってしまったりすると、思うように会話が進みません。音声の質が悪いと、会議自体がうまく進まないうえに、相手に不快感や悪い印象を与えてしまう場合もあります。
そのためWeb会議でお互いのコミュニケーションを円滑に進めるためには、音声が重要となります。この音声の質を左右するのがWeb会議用のマイクです。
Web会議ではノートパソコンやスマートフォンに内臓されたマイク、デバイスに接続して使う外付けのマイクを利用します。
マイクは単に性能や機能が優れているものを選ぶというよりは、会議の参加人数や、実施場所の環境など、会議のシーンに適したマイクを選ぶことが重要になります。
内臓のマイクは会議の仕方によっては外付けのマイクを選択したほうが良い場合があります。
ここでは会議の仕方によって最適なマイクを選択できるよう、外付けのマイクを中心に検討方法を見ていきましょう。
どんなふうに会議を行うのか
マイクを検討するにあたってはどんなふうに会議を行うのか、会議の仕方について確認していきます。
(1)会議の参加人数
マイクには音を拾うことができる集音範囲があります。集音範囲が広いと、大人数で会議を参加する場合など、参加者がマイクから離れていても、しっかりと声を拾うことができます。
集音範囲によってマイクの対応人数が異なります。大人数向けと少人数向け、または一人で参加するときなど、対応人数に応じたマイクを選びます。
まずはWeb会議に参加するのが個人なのか、複数人なのか、複数人の場合どれくらいなのかを確認しましょう。
(2)会議室の座席レイアウト
Web会議に参加する人はどのようなレイアウトで着席して会議をするのかも重要です。
参加人数に対応したマイクであっても、マイクと参加者の位置が集音範囲を超えると、声が拾えない場合もあります。
その場合は参加者の着席位置を考慮して、対応できる集音範囲のマイクを選択する、あるいはマイクの設置位置を工夫したり、マイクの台数を追加する必要があります。
マイク同士を連結して対象範囲を拡大できるマイクもあるので、集音範囲を広げたい場合は連結して利用できるマイクを利用するのもよいでしょう。
またレイアウトによって有線のマイクでは設置が厳しい場合、Bluetoothで接続する無線タイプのマイクもあります。無線のため設置位置の自由がききますが、有線のUSBと比べて遅延が発生しやすいというデメリットもあります。
このようにマイク選びには会議室の座席レイアウトも考慮するとよいでしょう。
(3)会議をする場所の環境
会議を行う場所がどのような環境なのかも確認が必要です。会議室のように周囲の音を防いでくれる環境であれば、会議の声は拾いやすいでしょう。
しかし個人や少人数で会議に参加する場合、オフィスの自席やオープンな空間で実施する場合もあるかと思います。その際は周囲の音をマイクが拾ってしまう可能性があります。
その際には1つの方向からの声をよりクリアに拾える「単一指向性」のマイクや、マイクの正面と背面の2つの方向から音を拾える「双指向性」のマイクを検討するとよいでしょう。
個人でWeb会議を行う場合は、ヘッドセットを利用するのもおすすめです。ヘッドセットとは、相手の声を聞くためのヘッドフォンやイヤホンとマイクが一つになったものです。
ヘッドセットはマイクが口元に常に一定距離にあるため、声をクリアに届けられるうえ、周囲の雑音が入りにくいです。
さらにエアコンの空調音や換気扇の音など、特定の周波数をノイズとして遮断する「ノイズキャンセル機能」、エコーやハウリングを防いでくれる「エコーキャンセラー機能」があれば、より声をクリアに届けることができます。
会議場所の環境によっても必要な機能が異なりますので、会議を開催する場所がどんな場所かもあらかじめ想定するとよいでしょう。
どのマイクがよいのか
会議の参加人数や、レイアウト、実施場所の環境など、会議のシーンが確認できたら、その会議に適したマイクを選定していきましょう。ここでは弊社にて利用実績・導入実績のあるおすすめのマイクについて紹介します。
個人から少人数でのウェブ会議におすすめ
〇V-CUBE 汎用型マイクスピーカー
国内のWeb会議市場国内トップのV-CUBEが提供するマイクスピーカーです。Bluetooth接続ができるので、スマートフォンにも接続ができます。またバッテリーを内蔵しているので持ち運びもでき、場所を選ばず手軽に利用できるのが特徴です。
- ・USB/Bluetooth Ver.4.0 ※USB推奨
- ・2mの集音範囲
- ・対応人数は6名程度
- ・バッテリー内蔵 ※12時間の最大通話時間
- ・自動集音レベル調整、自動ノイズ/エコー除去クロストーク対応
- ・3年間の製品保証
標準販売価格:28,000円(税抜)
弊社プレスリリースにて商品詳細掲載
V-CUBE 汎用型マイクスピーカー商品サイトより参照
〇SENNHEISER製 SP 30+
ドイツのヘッドホン・マイクロフォン専門メーカーSENNHEISER(ゼンハイザー)のマイクスピーカーです。最大8人までの個人用及び小規模から中規模の会議向けで、BluetoothまたはUSB-C 接続が可能です。(こちらのモデルにはPC 接続用 Bluetooth USB アダプタが付属)充電機能があるので、オフィス内でもオフィス外でもフレキシブルに利用できます。
- ・Bluetooth®またはUSB-Cコネクタ接続対応
- ・360度収音
- ・最大8 名までの会議に対応
- ・エコーおよびノイズキャンセリングマイク
- ・連続通話時間が最大18時間
- ・2年間保証
標準販売価格:30,000円(税抜)
SENNHEISER製 SP 30+商品サイトより参照
大人数でのWeb会議におすすめ
〇SoundTech CM-1000 USB
SoundTechは米国のPC用マイクのトップブランドです。連結することで大規模ミーティングに対応できるのが特徴です。非常に軽く、コンパクトなマイクです。
- ・360度の無指向性
- ・9×9cmのコンパクトサイズ
- ・半径数メートルの全方向から超高感度にクリアな音をキャッチ
- ・USBバスパワー駆動
- ・連結して対象範囲を大きく拡張可能
参考価格:13,480円
SoundTech CM-1000 USBamazon販売ページより参照
〇YAMAHA製 YVC-1000
8~40人規模の中大会議に最適なマイクスピーカーシステムです。ヤマハとあって、高音質でとても使いやすい機器です。マイクが1台付属していますが、さらにオプションの拡張マイクを4台(合計5台)まで増設できるので、会議室のレイアウトや大きさ・参加人数に応じた設置ができるのが特徴です。ハンドマイクを接続することで、遠隔セミナーでの使用も可能です。
- ・USB、Bluetooth、オーディオ入出力端子の3つのインターフェースを搭載
- ・マイク 単一指向性×3
- ・収音範囲 推奨3m 以内/最大5m(360°)
- ・適応型エコーキャンセラー、ノイズリダクション、マイク自動追尾、 オートゲインコントロール、オートルームEQ、残響抑圧、自動音響調整
- ・オプションの拡張マイクを4台(合計5台)まで増設可能
メーカー販売価格120,000円(税抜)
YAMAHA製 YVC-1000商品サイトより参照
その他スピーカーフォンの紹介
その他にも市場には多くのスピーカーフォンがあります。ご自身の会議シーンに応じて機能や特徴を確認して適切なものを選びましょう。
楽天のスピーカーフォン一覧
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3/
au Wowma!のスピーカーフォン一覧
https://wowma.jp/itemlist?e_scope=O&at=FP&non_gr=ex&spe_id=c_act_sc01&e=tsrc_topa_v&ipp=40&keyword=%83X%83s%81%5B%83J%81%5B%83t%83H%83%93&categ_id=80